アメリカ時間の2017年8月23日にメジャーリーグの試合で珍しいことが起きました。
それはパイレーツvsドジャーズとの試合でのできごとです。
ドジャースのピッチャーはリッチ・ヒル投手
ヒル投手は、なんと8回までパイレーツ打線をヒットも許さず、得点も、四死球も与えず、パーフェクトピッチングをしていました。
しかし、9回のパイレーツの先頭打者に強烈なサードゴロを打たれ、サードがエラーをしてしまい、完全試合の夢は破れました。
しかし、その後はヒットを打たれることもなく、9回をノーヒットノーラン達成しました!
しかし、なんとドジャーズも得点を取ることができず、9回をノーヒットノーランに抑えたにも関わらず、0-0で延長に突入してしまいました。
ヒル投手は9回を投げ終えて、95球でしたので10回も続投することになりました。
しかし10回のパイレーツの先頭打者にまさかのサヨナラホームランを打たれてしまい、力尽きました。
ノーヒットノーランを継続していた投手が、ホームランによってサヨナラ負けするのはメジャーリーグ初のようです。
では今までにこの様は悲惨な経験をした投手はいるのでしょうか?
まず、前提としてノーヒットノーランの意味のおさらいをします。
ノーヒット、と言うのはその名の通り「無安打」に抑えるということです。
ノーラン、と言うのは「無得点」ということです。
なので、相手を「無安打、無得点」に抑えることでノーヒットノーランと言います。
相手を無安打に抑えていても得点をされるとそれノーヒットノーランとは言いません。
日本ではいない
日本では、9回までノーヒットノーランを継続していた投手に負けがついたという事例は無いようです。
ノーヒットノーランを惜しくも逃した人で有名なのは元西武の西口投手だと思いますが、西口投手の場合は、9回ノーヒットノーラン直前に打たれているか、9回まで完全試合、延長にヒットを打たれるが、味方打線の活躍によりサヨナラ勝利というパターンで、9回ノーヒットノーランで負け投手、という記録はありません。
メジャーリーグでも過去の事例はない!
メジャーリーグでも過去に例はありません。
ただし、無安打に朝得ながらも負けがついた記録はあります。
①1964年4月23日
アストロズ:ケン・ジョンソン
9回までノーヒットノーラン
9回に味方のエラーにより失点、そのまま負け投手となった。
②1967年
ヤンキース:アンディ・ホーキンス
8回までノーヒットノーラン
8回にエラーと四球により、満塁となりさらに味方のエラーなどで4失点をしてしまいました。
無安打でありながら4得点というのはメジャーリーグ最多のようです。
③1992年4月12日
レッドソックス:マット・ヤング
1回に四球から味方のエラーにより失点
3回には四球から、フィルダースチョイスにより失点。
以上のような事例がありました。
9回までノーヒットノーランで負けがついたのはおそらく初です。
なんとも言えない試合となってしまいましたねw
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