8月23日の対DeNAとの試合で鈴木誠也選手が怪我をしてしまいました。
場面は2回裏2死の場面、戸柱選手の右中間への大きな打球を鈴木選手はフェンス側でジャンピングキャッチ
しかし着地の際にフェンスとグラウンドの際に足を着地させ、地面に1回転するとそのまま立ち上がることができなかった。
丸選手が心配になって鈴木選手と話していると、すぐに担架が運び込まれ、すぐき選手は担架に乗せられてそのまま球場を後にしました。
怪我の内容は?
鈴木選手の怪我は、右頸骨内果剥離骨折です。
脛骨というのは実はみなさん全員が知っています。そう「すね」です。すねの大きな骨のことです。
内果というのは内側の踝(くるぶし)です。
脛骨と内果は繋がっています。実際にすねの骨を手で触って下に沿って行ってみてください。
内側のくるぶしにそのままたどり着きます。
鈴木選手は右足だったので、
右(右足の)脛骨(すねの骨の)内果(うちくるぶしの所の)剥離骨折
ということになります。
剥離骨折とは?
では剥離骨折とはなんでしょうか?
普通の骨折とはどう違うのか?
まず骨折とはどういう症状かと言いますと、骨が壊れた状態のことを総じて骨折といいます。
ぽきっと折れた完全骨折やヒビが入っているだけでも同じ骨折といいます。
その中でもスポーツ選手に多く見られる骨折が剥離骨折です。
剥離骨折とは、なんらかの原因によって骨がかけて、本来あるべき所から剥がれてしまった症状のことです。
放って置くと本来の骨の構造から外れてしまうので、皆さんもなんらかの場面でフェンス側でジャンプする機会がある人は気をつけてください。
全治はどれくらい?
まずは剥離した骨を正常な箇所へ戻す必要があります。
これは人それぞれ症状により変わると思うのですが、手術をする場合もあります。
ボルトを入れて固定するなどです。
骨が正常な箇所へ戻れば、あとは安静です。とにかく安静にしておくしかありません。
基本的には2週間以上1ヶ月程度と言われています。
しかしスポーツ選手できついのはここからです。
安静していた期間というのは足の筋肉を全く使っていないということです。
野球選手というのは毎日、練習、試合と別に筋トレを必ずしています。
一般的に、全く使っていなかった筋肉を元の状態に戻すには安静していた期間の3~4倍の期間が必要とされています。
1ヶ月全く筋肉を使っていなければ完全に元の状態に戻すのに3~4ヶ月必要ということになります。
ですので、鈴木選手の場合は仮にギリギリクライマックスシリーズに間に合ったとしても元のパフォーマンスを出すのは厳しいかもしれません・・・・
ただ神ってる男と言われているだけあるので私たちの想像をはるかに超えた活躍をしてくれるかもしれません!w
希望を持って鈴木選手の復活を待ちましょう。
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