現在、日本大学のアメフト部と関西学院大学のアメフト部との間で起きたラフプレー事件。
タックルをした経緯は一体何なのか?
監督の支持によるものなのか、当該選手個人の判断で行ったのか、はっきりしていませんでした。そして何より被害者に対してのはっきりとした謝罪がここまでありませんでした。
しかし5月22日に、ラフプレー(タックル)をした宮川泰介さんご本人の直接の記者会見から、しっかりとした謝罪と、ラフプレーを行ったまでの経緯が語られました。
そこに出てきたのは井上コーチという名前。
井上コーチが宮川さんに対してものすごく、ラフプレーをそそのかしている様な発言が目立ちました。
会見の動画と内容を文章についてまとめました。
【動画】日大アメフト部の宮川泰介さんの謝罪会見内容の全文
宮川泰介さんは5月の22日に日大アメフト部と関西学院大学アメフト部で起こったラフプレーの件について謝罪を行いました。
動画についてはコチラにものっておりました。
また45分程度の長い動画ではありますので簡単に文章に落としました。
宮川泰介さんの陳述書内容
まず最初に
本件により怪我をさせてしまった関西学院大学のアメリカンフットボールのクォーターバックの選手およびそのご家族、関係者の皆様に対し大きな被害と多大なるご迷惑をおかけいたしましたことを深く反省しています。
本当に申し訳ございませんでした。
(深くお辞儀)
・・・
試合の日までの経緯について
試合の3日前の5月3日から話させていただきます。
今年度の試合は本件までに4月22日、29日の2階行われています。
そのいずれにおいても私はスターティングメンバーで出場しました。
5月3日の実戦形式の練習でプレーが悪かったとして外されました。
過去にこのようなことはなかったのですが、この頃はやる気がない、闘志が足りないと言われていました。このプレーがきっかけに外されたのだと思います。
この後全体で監督から「宮川なんかはやる気があるのか無いのかわからないのでそういうやつは試合に出さない。辞めていい」と言われていました。
井上コーチからは「お前が変わらない限り練習にも試合にも出さない」と言われました。
5月4日
監督から「日本代表に行っちゃダメだよ」と言われました。
監督に理由に確認することはとてもできず、「わかりました」と答えました。
この日は今年度初めて全体で私がダミーを持っていると。コーチから「なぜお前が最初にダミーを持つんだ」と言われグラウンド10週させられました。
その日の実践練習は、練習前に確認した所「宮川は出さない」と言われていました。
5月5日
この日も実践練習は外されていました。
練習後井上コーチから「監督にお前をどうしたら試合に出せるか聞いたら、相手のクォーターバックを潰せば出してやると言われた。」
「クォーターバックを潰しに行くので僕を使ってくださいと監督に伝えに行け」と言われました。
その後井上コーチに
「相手のクォーターバックとは知り合いなのか?」
「関学との定期戦がなくなってもいいだろう」
「相手のクォーターバックが怪我をして秋の退会に出られなかったらコッチの得だろう」
「これは本当にやらなきゃいけないぞ、髪型を坊主にしてこい」
と言われました。
ポジションの先輩に
「宮川にアラインはどこでもいいから1プレーめで相手のクォーターバックを潰せ」と伝えるように言われたという旨を伝えられた。
相手を潰すくらいの強い気持ちでやってこいという意味でなく、本当にやらなきゃいけないと思い、追い詰められて悩みました。
5月6日
色々悩みましたがこれからの大学でもフットボールにおいてここでやらなければ後がないと思い、試合に行きました。
試合のメンバー表に私の名前はありませんでした。
その後のポジション練習時に井上コーチに確認した所、
「今言ってこい」と言われたので
「相手のクォーターバックを潰しに行くので僕を使ってください」と直接監督に伝えました。
監督には「やらなきゃ意味ないよ」と言われました。
戻った私は井上コーチに報告しました。
さらに井上コーチに対して「クォーターバックに突っ込みますよ」と確認しました。
井上コーチからは「思い切り行ってこい」と言われました。
その後試合前の整列の時に井上コーチに
「できませんじゃ済まされないぞ。分かっているな?」と念を押されました。
本件直後は何も考えられない状態でした。
そのため、相手のクォーターバックが怪我をして交代をしたのも気づきませんでした。
普段でもこんなことありえません。
1プレー目の反則行為の後、2プレー目が終わり、コーチに呼ばれてサイドラインに戻った時に「キャリアに行け」と言われましたがさんざん「クォーターバックを潰せ」と言われていたので意味がわからず、再度ボールを持っていない相手クォーターバックにタックルをして倒し、2回めの反則を摂られました。
3回目の反則は相手に引っ張られて尻もちを付いた後、相手のオフェンスの方に行こうとした際に、正面から向かってきた相手選手に付いた行為に対してとられました。
この反則に関しては監督コーチから普段から優しすぎると言われていたため意識的に行いました。
反則をしテントに戻った後、事の重大さに気づき泣いていた所を井上コーチに見られていました。試合後スタメンを4年生が集まられた時に監督から
「こいつのは自分がやらせた。こいつが成長してくれればそれでいい。相手の事を考える必要はない」という話がりました。
その後全員が集まったときにも周りに聞かれたら「俺がやらせたと言え」と話されました。
井上コーチからは退場後に泣いていたことに関して「優しすぎるところがだめなんだ。相手に悪いと思ったんやろ」と言われました。
先輩は私を心配してくれました。
先輩に「もうアメフトはできない」と伝えました。
私は監督に対し「もうアメフトはできない」といいました。
監督からは「お前の処罰はあのプレーで終わっている気にしなくていい」と言われました。
井上コーチともう一人のコーチとの話では「お前が辞めなくても良い。関西学院大学と試合ができなくなっても別に良いだろう」と退部を止められました。
しかし私はあんなプレーをしてアメフトを続けるのは考えられませんでした。
最後に、本件はたとえ監督・コーチに支持されたとしても私自身がやらないという判断ができずに、支持に従って反則行為をしてしまった事が原因であり、その結果相手選手に卑劣な行為で怪我を負わせてしまったことについて、退場になった後から今まで思い悩み反省してきました。
そして真実を明らかにすることが償いの第一歩だと決意してこの陳述書を書きました。
相手選手、そのご家族、関西学院大学アメリカンフットボール部はもちろん、私の行為によってご迷惑をかけた皆様に対して深くお詫び申し上げます。
本当に申し訳ございませんでした。
【動画】日大アメフト部宮川泰介会見内容全文!井上コーチとは?
今回の件で注目をあびることになったのは「井上コーチ」
宮川さんの発言が全て正しく、正確であるのであればこの井上コーチはとても信じられない発言や行動になります。
宮川さんをけしかけ、ラフプレーをさせたのです。
【危険タックルの諸悪の根源、内田正人、井上奨】
解任じゃすまされないぞてめぇら、被害者と関大アメフト部に土下座して詫びろや#日大#宮川泰介君を守れ #内田正人を許さない #井上奨を許さない pic.twitter.com/Y4GdiVoj5j— YU✭ (@Xxsuperson1Qsnp) 2018年5月22日
このような考えを大人が持っているから、変な問題が沢山起きるのだと思います。
非常に悲しい限りです。
さいごに
学生スポーツの監督は理不尽な監督が本土だと思います。
しかしその中に愛のある指導がなければそればいじめになってしまうと思います。
こんな事件が二度と起きてほしくないと願っています。
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