最近、メジャーリーグでも日本人投手が活躍しています。
そんな中で、黒田投手や、田中将大投手によってその名が有名になってきた指標の一つ
QS(クオリティ・スタート)
私自身も、あまり知らず黒田投手がメジャーで投げているときに耳にするようになりました。
しかしまだその頃では日本では頻繁に使っている人はいなっかたと感じています。
今では、QS率というのが、日本でもちらほら評価の一つになってきています。
そんな注目株の指標、QSについて解説していきます。
クオリティ・スタートって!?
クオリティ・スタートとは、先発投手が6イニング以上を投げ、かつ自責点を3点以下に抑えたときに記録されます。
メジャーでは一般的に使われている指標の一つです。
メジャーでは、先発投手は完投、という文化はありません。
とにかく少ない球数で、多くのイニングを投げ、大崩れすることなく試合を作ってくれる投手が評価されます。
何故かと言うと、メジャーリーグでは、年間約160試合以上も試合があります。
それほど多くの試合をこなさなければならないので、怪我なく効率よく、投手を使いたいものです。
先発投手が毎回毎回、大量失点をし、早々にマウンドを降りられたのでは、中継ぎ投手が疲れてしまい、160試合以上体力が持ちません。
最悪の場合は怪我をしてしまいます。
なのでメジャーでは、先発投手は6回を投げて、3自責点以内に抑えればとりあえず先発の役目は合格、ということなんです。
QSの上、「HQS」って!?
そんなQSですが、上位互換の指標HQSというものがあります。
QSが6回以上か、3自責点以下なのに対し、HQSとは
先発投手が、7回以上かつ2自責点以内に抑えたときに記録されます。
先発投手がここまで試合を作ってくれると、非常に助かりますねw
とくにメジャーリーグではこのQSは注目される一つです。
日本ではあまり馴染みがありませんが、、
というのも先発投手が、6回3失点でマウンドを降りると、なんか微妙ですよねw
悪いピッチングではないけれど、良いとまでは言えない、、と思ってしまいますw
その理由の一つは、投手の防御率の差があります。
メジャーリーグの投手の平均防御率は、日本よりも約1.00程高いんです。
日本よりもより多く点が入っているんです。なので、6回3失点でも十分合格なのです。
防御率4.50になるんですが、、、
お気づきの方はいるかもしれません。
仮に、すべての先発機会をQSしたとします。
毎回6イニングで降板、毎試合自責点は3。
こうすると、毎回QSしてQS率100%ですごい!
しかし、防御率を計算してみると、、、、
ん????
4.50
そうなんです、毎回QSの最低条件である、6回3自責点したとしても防御率は4.50という成績になってしまうのです。
なので、一概には言えませんが、先発投手の安定度を示す一つの目安の数字となります。
みなさんも次の試合から、先発投手がQSをしているのか注目してみては!?
コメントを残す